セサミンのすべて

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日本の歴史とセサミン

ゴマの歴史

セサミンの原料であるゴマの歴史は非常に古いです。

さいたま市にある真福寺低湿地遺跡から、なんと縄文時代後期のものと思われるゴマが出土されました。
初めて資料に記載されたのは734年、東大寺正倉院の文書である正倉院文書に記されていました。

ほぼ同時期の他の資料により、日本の複数の地でゴマが栽培されていた事がわかっています。

江戸時代に入るとゴマ栽培は全国に広がりました。徳川幕府や佐賀県の鍋島藩がゴマの栽培を推奨していたという記録も残っています。

古くから日本で栽培、消費されていたゴマですが、近代になると収穫の手間や採算をとることの困難さからゴマを栽培する農家は減少していきます。

現在、日本でゴマを栽培する農家は決して多くはありません。
日本国内で年間に消費されるゴマの総量は約17万トンもの量になりますが、日本国内で生産されるゴマの量は100トン。
つまり、日本で消費されるゴマの実に99%以上が海外の輸入品という状態になっているのです。

そして、昭和40年代に入りゴマの健康効果が注目され始め、科学的な視線が注がれることでゴマと健康を結び付けた関連商品が様々なメーカーから発売されます。

その流れの中で、ゴマが含む健康成分の代名詞であるセサミンは発見されたのです。

セサミンの発見

昭和58年、京都大学とサントリー生物医学研究所の共同研究がきっかけでセサミンは発見されます。
当初の研究材料はゴマそのものではなく、油に関する研究でしたが、その研究の過程でセサミンは発見されたのです。

発見後、昭和61年にセサミンの研究を本格的に開始。
10年以上に及ぶ研究により、様々な健康効果が発見されていきました

そうして現在、セサミンの健康効果を利用した健康食品は様々なメーカーから発売され、健康食品の代名詞のひとつとして認識されるようになりました。

縄文時代に日本に伝わったゴマから、近代に入り発見されたセサミン。
セサミンの発見自体は最近のことのように思えますが、ゴマ自体が持つ健康効果は長い間日本人の生活を、かげながら支えていたのでしょう。

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